回胴確率概論(ハマり・パンク編)

初版1998年5月25日
述懐録版2006年9月25日

n回ハマる(ビッグボーナスが来ない)確率を求めてみよう

 n回ハマるというのはn回外れ続けるということ。ビッグボーナスの抽選確率を pb とすると,ある1回の抽選に外れる確率は 1-pb となり,n回連続で外れるのは (1-pb)n となる。

n回ハマる確率 ps
ps = (1-pb)n

 4号機の設定6に多く使われているビッグ確率 pb=68/16384(=1/240.94)で500回,1000回ハマる確率を計算してみよう。

  500回:ps = (1-68/16384)500 = 0.125 = 1/8

 1000回:ps = (1-68/16384)1000 = 0.0156 = 1/64

 注意:等号は近似も含む。また,ハマる回数は抽選が行われているゲームを対象としていて,ボーナスフラグが成立しているのに揃わずに消化されるゲームは含まない。


n回以内にビッグボーナスが来る確率を求めてみよう

 この事象は先に述べた,ハマりの補事象であるので,その確率は 1-ps である。

n回以内に連荘する確率 pc
pc = 1-(1-pb)n

 pb=68/16384(=1/240.94)で50回,100回以内にビッグボーナスが来る確率を求めてみよう。

  50回以内:pc = 1-(1-68/16384)50 = 0.188 = 1/5.3

 100回以内:pc = 1-(1-68/16384)100 = 0.340 = 1/2.9

(2006-09-25注記)当然ながら,これは初期から中期の4号機についてであり,ストック機などは上記の計算は当てはまりません。

ボーナスインを外さずにビッグボーナスがn回パンクする確率を求めてみよう

 これは典型的な重複試行である。従ってボーナスインの確率を pi とすると,その確率は

n回パンクする確率 pn
pn = 30Cn pin (1-pi)30-n

で表される。nは0,1,2の値しか取らないので(Bタイプは0と1だが式は同じ),

0回パンクする確率p0 = (1-pi)30
1回パンクする確率p1 = 30 pi (1-pi)29
2回パンクする確率p2 = 435 pi2 (1-pi)28

 これを,サンダーV(pi = 4375/16384 = 1/3.745)とスピード(pi = 2905/16384 = 1/5.64)で求めてみよう。

 サンダーV(メーシー販売)の場合

0回パンクする確率p0 = 0.0000897約11153回に1回
1回パンクする確率p1 = 0.000980約1020回に1回
2回パンクする確率p2 = 0.00518約193回に1回
パンクする確率(合計)pt = 0.00625約160回に1回

 スピード(山佐)の場合

0回パンクする確率p0 = 0.00287約349回に1回
1回パンクする確率p1 = 0.0185約54回に1回
2回パンクする確率p2 = 0.0579約17回に1回
パンクする確率(合計)pt = 0.0793約12.6回に1回

(2006-09-25注記)ボーナスインフラグ持ち越しがある機種は上記の計算は当てはまりません。当然ながら5号機も当てはまりません。


このページに載っていることを運用した結果についての責任は一切負いません。

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